本頁では、ドットサイト照準器EE-1(以下、ドットサイト)の効果的使用法について、『理屈コネ太郎』なりの提案をしてみたい。
具体的には、ファインダーやドットサイトを覗きこまずに、腕がラクにカメラを保持できる様な姿勢で、眼からカメラが離れたまま撮影しようって提案。
ドットサイトの効果は絶大である。
事前にキャリブレーションさえしておけば、ドットサイト内の紅い印を被写体に合わせれば、被写体をフレーム中心の極近傍に捉える事が出来る。
凄い道具だ。
銃器のオープンサイトでは、照門と照星を結んだ直線状に的を位置させるように銃器の方向を調節しなくてはならない(ここでは重力とか風とか銃器のクセとかは考慮しない)。
だけどドットサイトでは、紅い印と被写体が重なり合う方向にカメラを向けるだけでよい。
そしてこのドットサイトを使用して嬉しかったのは、メガネをかけたまま数十センチ離れた距離でも紅い印がシャープに見えること。
写真の出来は構図で7割ぐらい決まる思う『理屈コネ太郎』は、ファインダーを覗く時にはメガネを外して裸眼でフレームをきちんと確認したい。
しかしながら、飛翔中の鳥を超望遠で撮影するにはメガネを外してファインダーを覗いているあいだに鳥は移動してしまっているのでメガネをかけたままファインダーを覗くのだが、そうすると眼とファインダーの間に距離が出来てしまいフレームをきちんと確認できないし、メガネとカメラが接触してメガネのレンズに傷が着きかねないし、なによりファインダーを覗く作業には被写体から眼を離す時間が僅かではあるが生じてしまう。
その間に鳥は移動しているので、ファインダーを覗いたあとから鳥をカメラを動かして探さなくてはならない場合が多い。
しかしドットサイトは、被写体の鳥を眼で追いながら手の感触だけで作動させる事が可能であり、ずっと鳥を眼で捕捉したまま眼と鳥の間にドットサイトを持ってくることができる。
飛んでる鳥の撮影に際しては、構図がどうこう以前に、そもそも被写体をフレームに捉えることが困難なのだ。
そこで、構図は一旦わきにおいておいて、とにかく鳥をフレームの中心に捉えることが何より大切になってくる。
既述した通りドットサイトを覗きこむ必要はなく、眼から30センチ位はなれた距離、つまりカメラを両手でラクに保持したままの姿勢で、紅い印を被写体に合わせるようにカメラの方向を操作して撮影すれば、被写体である鳥は画面真中の極近傍に撮影出来ている。
慣れれば片手でも出来る。
繰り返すが、その間、眼は被写体を捕捉したままである。しかもメガネをかけたまま。
ブラボー、ドットサイト。
今回は以上。
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